プロフィール
芳田 訓晴
芳田 訓晴は書道家としてロサンゼルスを拠点に多くの異なるアーティストとコラボレーションし伝統的な書を通じて新しい可能性を見出し数々のパフォーマンスや作品で日本の伝統を世界に広める活動をしている。他国の文化を尊重しそれらを融合させ新しいアートの概念を生み出している。芳田訓晴は日本文化を伝えるときに重要とするものは、文化の押し付けにならないために、まず相手が共感を得られるよう相手の文化へのアプローチを工夫し、興味を持ってもらったその時に初めて日本文化について理解したいという受け皿が生まれるのだと考えている。
芳田訓晴の活動はとてもユニークで Netflix, Toyota US, Sanrio US, Grand Seikoなどとのコラボレーションや、 LA Weekly, Hyperallergic などの有名雑誌や新聞などでも取り上げられている。最も精力的な活動はロサンゼルスリトル・トウキョウに戦前からあるアメリカで最も古い伝統的なイベント Nisei Week に関わり、日系アメリカ人と日本の文化交流を経てとても大きな影響を与えている。その他 HipHopダンサーとしては最高峰ダンスバトル日本一(Free Style Session Japan, 2009)になりロサンゼルスのアンダーグラウンドで踊っている。日本語教師として東京オリンピックアメリカ代表候補者などに日本語を指導している。Artistic filming crew In The Attic のメンバーでもありテキサス州で行われたアジア映画祭の短編映画部門最優秀賞するなど、多くの映像撮影も手がけている。
1984年に東京で生まれ、祖父そして祖母の妹が書道家だったこともあり幼い頃より書道を始める。1990年より師匠の河北美子のもとで書道を本格的に習い始め東京都美術館での展示など書道家としての道を歩み、2009年に初めてロサンゼルスを訪れ、2012年に3ヶ月間の滞在を機会に戦前からの日本人の歴史を目の当たりにし移住を決意し2013年にロサンゼルスへわたる。2015年よりロサンゼルスで本格的に書道活動を始め現在は文化交流をはじめ様々な活動を通じて自分の芸術を見出している。